「やあ、辞書君。」
「秘書ですってば。」
「似てない?」
「似てません。」
「そうか、それはとても残念だ。」
「それはともかくアークライト師団長、
一つお伺いしたいんですが、
どうしてそのジュリアスさんはこのシルバニアからいなくなったんです?」
「うん、というと?」
「いえ、次期師団長候補にまで推される人物なのに、
どうしてそれを放り投げてどこかに行ってしまったのかなぁと。
ちょっと疑問に思ったので。」
「うん、確かミルククッキーが……あ、猫だ。」
「ねこー。」
「ってアークライト師団長っ!!!
どこ行くんですかぁぁっ!?
ミルククッキーがどうしたんですかぁぁあっ!?」
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