Forbidden Palace Library #09 君だけの騎士


王都シルバニア
城壁

冬に比べ太陽の日差しは強くなり、白銀の城壁はいっそうその輝きを増す。
そして反射された太陽光により、城壁の周囲はやや暖かみを増す。

やや日差しが傾き、周囲が冷えてきたせいなのだろう。
先ほどまでうとうとしていた兵士達も、今はもうしっかりと目を覚ましているようだ。



「あのー、ちょっと気になるんですが……」

コペルニクス 「俺様の華麗なる高枝切りばさみに聞きたいことがあると。
 よかろう、何でも聞き賜え。
 こいつのスリーサイズか?」

「スリーサイズって……どこ計っても一緒なんじゃ……。」

コペルニクス 「いや、違う。いいか?そもそもはさみの刃の部分は……」


すたすたすた


コペルニクス 「おーい、無視するなぁ」



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