王都シルバニア
繁華街
街の人々で埋め尽くされる繁華街。
露天に並んだ出店には色とりどりの食べ物や食材が並び、あるいは様々な地方の特産品が並べられている。
人にとっても馬車にとっても移動しやすいこの季節、シルバニアでもっとも多くの産物が集まる時期でもある。
木陰にイーゼルを立て、なにやら考え事をしている画家がいる。
どうやら王城を描こうとしているようだ。
「ん?なんだ、この描きかけの絵は?」
ひょい
「風景画?の一歩手前か?」
たったったっ
「ベル師団長っっっ!」
「おう、秘書か。なんだ?」
「ってああっ!その紙はっ!!!」
「誰かの描きかけの絵みたいなんだけどよ。
いまさっきそこで拾ったんだ。にしちゃ妙な折り目がついているけど。
落とし物みたいだから、届けに行かないとな。」
すたすたすた
「ってちょっと待ってくださいベル師団長っっっ!!!」
(もしやベル師団長、あの紙が実は有給休暇の届出書類だと言うことに
まだ気づいていないっ!?)
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