「きょろきょろ」
「あれ?ジュリアスさん?
一体何を探しているんです?
こんな道の真ん中で。」
「おう、いいところにいた。
なぁレナードの奴見なかったか?
ちょっと探しているんだが……。」
「レナード将軍ですか?
でしたらまだパン屋さんにいると思いますが……。
用件の方をお伺いさせて頂けれは御伝言いたしますが?」
「いいよいいよ、そんなどっかのお偉いさんの専属秘書みたいな事しなくても。」
「いえ、私これでも一応将軍専属の秘書なんですが……」
「……おお、そうか、そんな秘書みたいな仕事もやっているのか。」
「ですから私は秘書なんですってば……しくしくしく。」
「『うちはもち屋』って奴だね?」
「??? 『もちはもち屋』のことですか?」
「そう、それ。似てんじゃん。」
「……全然似ていないと思うんですが。」
★★