Forbidden Palace Library #10 舞え軽やかに


王都シルバニア
中央公園

朝の公園は静かで、空気がとても澄んでいる。
青葉に満ちた樹木の下を歩けば、
その新鮮な自然の吐息が、そよ風という形で頬を撫でる。

いわゆる『夏』の季節。
だが、緯度の高いこの地方では、決して暑くなることはない。



(あ、アシスト師団長がまだいる。
 今でていったらまた『実験』がどうのこうのと
 言われそうだなぁ……。)

(でももしかすると、
 コペルニクス副師団長が
 ここに来ているかもしれないし。)

アシスト 「……ん? 誰かいるのか?」

(やばっ、見つかりそう。
 ……とりあえずここは後回しにして、
 他の所に行こう。)



▽ 城壁へ行く
▽ 繁華街へ行く
▽ 住宅街へ行く
▽ パン屋ソフトブレッドへ行く



▽ 書庫に戻る

OWNER
Copyright(c)1997-2002 FUBUKI KOGARASHI (木枯 吹雪) fubuki@kogarashi.jp 日本語でどうぞ。