「こっれで有給休暇はあたしのもっのー☆」
「ってああっ、返してくださいよぉ、ユリア師団長っ!」
「お、ユリア、いいもの持ってるじゃん。
こっちに譲る気ないか?
な?」
「あ、アシスト師団長まで……。」
「あらぁ、ウィルバーちゃん。
残念ー。
これはもうあたしが貰ったのー☆」
「知ってるか?
その書類は王立軍師団事務局に提出しなければ
効力がないって。」
「もっちろーん☆
だから今から出しにいくんじゃなぁい☆
じゃねっ☆」
「おい、ユリ……」
「イ・ライナ・メリア
我が足よ、大地を風の如く駆けよっ!
ダッシュッ!」
「おっさきにぃ〜☆」
「待てユリア、逃げるなっ!!!
イ・ライナ・メリア 我が足よ、大地を風の如く駆けよっ!
ダッシュッ!」
「ああっ有給休暇が私の使えない疾走魔導で逃げていくっ!」
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