「よぉ、マルス。」
「んんん。アシスト君、元気?」
「ちょうどよかった、いい話があるんだ。」
「んんん?」
「おーい、何の話してるんだ?」
「ああ、グリフィス。お前を実験台にするって話。」
「嘘つけぇええええええっ!!」
「アシスト君実験台アルバイト募集中だって。んんん。」
「そんなの町中で募集するなぁぁぁぁぁっ!!!」
「じゃあ裏路地ならいいのか?」
「そういう問題じゃねぇぇぇぇぇっ!!!」
「裏路地、いいと思うんだがな。」
「んんん。裏路地が移動選択肢にあるのは第一話だけ。」
「何の話だ?」
「んんん。何でも。」
「というわけでマルス、実験台日給20リルでどうだ?」
「安すぎるぞ、おいっ!」
「んんん。乗った。」
「お前も決断早すぎだぁぁぁぁ!」
「だけど痛いのとキツイのと疲れるのは嫌。」
「………………………。」
「何故そこで黙るんだぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
「……悪い、そのどれもクリアできそうにもないな。」
「そんな実験するなぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
「んんん、でも今はちょっと用事があるんだ。」
「用事?」
「え、お前に用事なんかあったのか?」
「んんん、内緒。また今度ねっ!」
「……なぁグリフィス、日給20リルで実験……。」
「そこで俺に回すなぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
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