「む、レミィ陛下! 探しましたぞ!
いつまでたっても戻られないから、
陛下の身に何かあったのかと心配しましたぞ!」
「むにゃ……あら、ボイスさん。はなまるぅ。」
「って陛下! その髪型は!?」
「眠る時に少し暑いので、切ったのですわ。くー。」
「……ふむ。
陛下、お眠りになられるのは結構ですが、
ご自分の寝室にてお休み下さいませ。」
「まあるさんかくしかくぅ。」
「…………?
陛下、いまここにどなたか
おられましたか?」
「……くー。」
「む。
気のせいなら構いませぬ。
ただ、どこかで知っている気配の名残が……。」
「…………。」
「さ、戻りますぞ、陛下。」
「はなまるぅ……むにゃむにゃ。」
★★★