
 「……はぁ……はぁ……やっとみつけたわ。ここにいたのね。」
「……はぁ……はぁ……やっとみつけたわ。ここにいたのね。」
 「あ、エリーゼ師団長。」
「あ、エリーゼ師団長。」
 「ちょっと、アシスト師団長にベル師団長!それに秘書さんもっ!
「ちょっと、アシスト師団長にベル師団長!それに秘書さんもっ!
 なにをぼーっとしてるのっ!?
 早くあの人を捕まえるのよっ!」
 「はっ!そうだった!」
「はっ!そうだった!」
 「裏切り者めっ!融資の話を期待させやがって!」
「裏切り者めっ!融資の話を期待させやがって!」
 「最初から期待する方が悪いと思うんですけど……。」
「最初から期待する方が悪いと思うんですけど……。」
 「んんん。
「んんん。
 ものは相談なんだけどさ、明日の夜明けまで待ってくれない?
 ね?ね?」
 「明日の夜明け?何かあるんですか?」
「明日の夜明け?何かあるんですか?」
 「んんん。まぁちょっと明日の夜明けの爆発音を聞いてから……」
「んんん。まぁちょっと明日の夜明けの爆発音を聞いてから……」
 「爆発音!?ちょっとまてマルス、どういうことだ!?」
「爆発音!?ちょっとまてマルス、どういうことだ!?」
 「んんん、いや、なに、ねぇ。」
「んんん、いや、なに、ねぇ。」
 「まさか……どこかに爆発物でも仕掛けたとでも言うの!?」
「まさか……どこかに爆発物でも仕掛けたとでも言うの!?」
 「んんん。ご名答。」
「んんん。ご名答。」
 「どこだっ!どこに仕掛けたっ!?吐けっ!」
「どこだっ!どこに仕掛けたっ!?吐けっ!」
 「ないしょ。」
「ないしょ。」
 「よーし。わかった。
「よーし。わかった。
 ならば力ずくで言わせてやる。
 イ・エクトリア・レーベ 地より昇れ紅蓮の炎っ!プロミネンス!」
 「ぉうわっ!?」
「ぉうわっ!?」
ごうっ!
 「マ、マルスさぁぁぁん、大丈夫ですかぁぁぁっ!?」
「マ、マルスさぁぁぁん、大丈夫ですかぁぁぁっ!?」
…………。
 「気絶しているようだな。」
「気絶しているようだな。」
 「ち、ちょっとアシスト師団長っ!
「ち、ちょっとアシスト師団長っ!
 気絶させちゃったらどこに爆発物仕掛けたのか聞き出せないじゃないのっ!
 どうするのよっ!」
 「……やっぱり……私たちで探すしかないんでしょうか……ねぇ?」
「……やっぱり……私たちで探すしかないんでしょうか……ねぇ?」
 「アシスト師団長、帰ったら言うことがたくさんありますからねっ!
「アシスト師団長、帰ったら言うことがたくさんありますからねっ!
 ベル師団長、この容疑者を城へ連行してください。
 私は兵舎に応援を求めに行きますからアシスト師団長達は爆発物の捜索を!」
 「おっけー。」
「おっけー。」
 「エリーゼ、お前、こういう時ってもの凄くてきぱきしてるよな。」
「エリーゼ、お前、こういう時ってもの凄くてきぱきしてるよな。」
 「アシスト師団長……もともとは貴方のせいなんですからねっ!」
「アシスト師団長……もともとは貴方のせいなんですからねっ!」
 「ふっ。
「ふっ。
 マルスの奴、この俺を融資などという甘い言葉で騙すからこうなるのだ。
 ま、自業自得ってやつだな。」
 「蹴りぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!」
「蹴りぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!」
げしっ!
 「馬鹿なこと言ってないで、早く探しに行ってちょうだいっ!」
「馬鹿なこと言ってないで、早く探しに行ってちょうだいっ!」
▽中央公園を探す
▽城壁を探す
▽繁華街を探す
▽住宅街へ行く
▽裏路地を探す